福島県会津若松市に拠点を置くEyes Japanは2015年10月10日(土)、Arduinoを用いた放射線線量測定器を作るワークショップとハッカソンを開催する。
会場は会津大学で、10日から11日にかけて開催される学園祭の一環として開催する。参加費は5万円と工学に思えるが、これらは全て部品代で、しかも初心者でも作れるよう先生がマンツーマンで指導してくれる至れり尽くせりな内容。
ワークショップの目玉は、311直後、MITメディアラボ所長に就任した伊藤穣一氏のの呼びかけによって界有数のエンジニアやハッカーによって設立されたSAFECASTとのコラボ。ワークショップで作るのは、Safecastの放射線量測定器「bGeigie Nano」。
「Safecastは放射線レベルを地図上で表示し、センサーネットワークを築き、集積したデータを人々に自由に使ってもらえるよう世界最大規模のオープンデータを公開しています。
Safecastでは、誰でも組み立て、使用ができるGPS機能付き放射線線量計「bGeigie Nano(ビーガイギー・ナノ)」を提供しています。その活動はIAEA(国際原子力機関)でもプレゼンを行っており、世界で3つの会社でしか作れない国際基準を満たしたセンサーを使用し、国際的にも認められたプロジェクトを行っております。」
ワークショップのプログラム(10日土曜日)@会津大学
1. 講演:Safecast Pieter Frankenによる「シチズンサイエンスとは?」(無料)
2. 線量計の組み立てワークショップ(ハンズオン形式:部品代5万円)
3. FUKUSIMA Wheel/Safecastのハッカソン(無料だが、こちらはチケットが埋まっている模様)
また、11日には「組み立てしたセンサーを持って原発20キロ圏にある福島県小高地区へ実際に計測しに行くツアーも予定されている」とのこと。国内がいから著名なエンジニアやハッカーも多数来場するとのことなので、関心がある人は参加してみてはいかがだろうか。
